A-FACTORY AOMORI CIDRE Apple soda(アップルソーダ)とは?
シードルとはりんごを原料にしたヨーロッパ生まれの発泡性果実酒のことで、繊細な泡立ちとすっきりとした飲み口が特徴ですが、今回ご紹介するのはシードル工房が作る技術を応用して、アルコールが苦手な方も一緒に楽しんで欲しいという想いから誕生した「アップルソーダ(ノンアルコール)」です。
「AOMORI CIDRE」を飲んでいただくことで、日本一のりんごの生産地でもある青森の新しい魅力を発見していただきたい。そんな想いから2010年12月に、青森駅に近接する青森ウォーターフロントにおいて、シードル・ジュース等の各種飲料に加工する工房と青森県産の食材を楽しめる市場として、「A-FACTORY」をオープンしました。
「シードルを通じて“りんご王国青森“を盛り上げていこう!」という想いに賛同した、地方独立行政法人青森県産業技術センター弘前地域研究所と六花酒造株式会社の技術指導により、おいしい「AOMORI CIDRE」が生まれました。そんなこだわりのシードルづくりを行う工房で作られたのが、「アップルソーダ」です。
素材(青森りんご)の紹介
青森のりんごの栽培の歴史は1875年まで遡ります。当初、たった3本の苗木から始まった青森県のりんご栽培も、現在ではりんごの生産量日本一となりました。日本一の産地となったのは、決して自然環境に恵まれていたからではありません。幾度もの生産危機を乗り越えて来たのは、先人の血の滲むような日々の研究を重ねた青森の生産者の方々の情熱の賜物なのです。
工房のこだわり
1. 原料へのこだわり
アップルソーダの原料になるのは、100%青森県産のりんごだけ。厳しい選定基準をクリアしたりんごのみ使用しています。今回ご紹介するアップルソーダは「ジョナゴールド」という品種のみを使用し、酸味を感じつつもマイルドな甘みを合わせもった、最高の飲み心地に仕上げています。
2. 製造機器へのこだわり
「最高の原料から最高のシードルを。」りんごの魅力が最大限に楽しめるシードルだからこそ、醸造に妥協は許されません。A-FACTORYでは最高のシードルを生み出すために、りんごの洗果プレス機はオーストリア製、貯蔵タンクは日本製、ろ過機はイタリア製とそれぞれ選りすぐりの機器を取り揃え、最高の環境で丁寧に醸造しています。これらこだわりの機器と環境の中でアップルソーダも製造されています。
3. 工房内環境のこだわり
アップルソーダ作りに最適な室温を保つのはもちろん、衛生面には徹底的に配慮しています。洗果・搾汁等の作業スペースとビン詰め、熱処理工程のスペースを別の居室に分けることで作業ごとの管理体制を徹底し、おいしいアップルソーダを生み出しています。
ノンアルコールアップルソーダの作り方
1.原料受入
アップルソーダの原料となるのは、100%青森県産のジョナゴールドだけ。
2.仕込み
洗浄:りんごを「洗浄コンベア」にのせて、きれいに洗います。
破砕:洗ったりんごを、「破砕機」という機械で細かく砕きます。
搾汁:細かく砕いたりんごを「プレス機」でつぶして、果汁をしぼります。
オリ引き:オリとはりんご由来の沈殿物を指します。搾汁が終わった後、静置し、オリを沈殿させ、取り除きます。
3.ガス圧調整
「耐圧サーマルタンク」に移したあと、冷やして、炭酸ガスを加えます。これでアップルソーダの出来上がりとなります。
4.ビン詰め
ビン内部リンス まずはビンの内側を、「リンサー」という機械できれいにすすぎます。
ビン充填 きれいに洗ったビンの中に、「打栓キャッパー」を使って、キャップをはめます
5.熱処理
ボトル詰めしたアップルソーダを、加熱殺菌します。
6.ラベル
「半自動タックラベラー」を使い、ビンの表面にラベルを貼り付けて完成です。
日々の暮らしにアップルソーダを添えて華やかに
さて、ここからは前半でご紹介したアップルソーダの幅広い飲用シーンをご紹介します。
この「A-FACTORY AOMORICIDRE アップルソーダ」は、「シードル」に近い味わいのため、リンゴジュースのような甘さはなく、後味もさっぱりとしていて食事にピッタリです。シードルのような味わいでありつつも、ノンアルコールのため、幅広い年代の方がさまざまなシーンで楽しめるドリンクです。
今回はそんなアップルソーダを、日常が華やかになるエッセンスとして活用するアイディアを、年間200件を渡り歩くママ向け出張料理人及び、岩手産直デリカテッセン「La pecco」オーナー、はっぴぃシェフこと藤田シェフから料理人の視点で提案いただきました。
アップルソーダ×食卓
アップルソーダを飲みながら、食事を楽しんだことはありますか? その組み合わせを、すぐに想像で再現できない方は多いのではないでしょうか。未体験の方でしたら、ぜひ一度、試してみてください。その相性の良さにきっと、すぐに気づくはずです。
このアップルソーダはノンアルコールなので、朝食から昼食、そしてもちろん夕食でも。りんごの酸味・甘味・香りとバランス良く仕上がった味わいはもちろん、食卓を彩るシャンパンゴールドの美しい色合いも楽しみのひとつです。
朝食に「アップルソーダとトースト」
朝は食パンを召し上がる方も多いのではないでしょうか?シンプルにトースターで焼き上げるだけでも美味しい食パン。そんな食パンの焼き立ての香ばしい香りと溶けたバターが、アップルソーダのフレッシュな香り、心地よい酸味と混ざり合い、いつもの朝食が至福のひとときとなるでしょう。
柑橘系のジャムとともに、さっぱりと召し上がってみてはいかがでしょうか?柑橘の酸味をさらにプラスすることで、より一層、食パンを食べた後のアップルソーダの爽快感が増します。
昼食に「アップルソーダとカレー」
通常、カレーをアップルソーダに合わせるのは、意外な組み合わせかもしれません。
でも、カレーの隠し味にりんごは定番ですよね? でも、このアップルソーダは相性バッチリなんです。りんごの味わいが、カレーの辛さの中の複雑な旨味を引き出してくれます。
ちょっと甘めなカレーから、スパイシーなカレーまで、カレーとこのアップルソーダとの相性はバッチリです。バラエティー豊かなカレーのスパイスと野菜や肉のコクが、アップルソーダの酸味とちょっとした苦味、発泡感と共に後味をすっきりとさせて、カレーを引き立ててくれます。一度組み合わせてみたら、そのバランスが病みつきになり、カレーとアップルソーダのコンビはお家の定番になるかもしれませんね。
似たようなお料理では、ハヤシライスもオススメです。赤ワインやバターを使用したコクのあるお料理は特に、飲み物が必須です。
コクのあるお料理には、アップルソーダの爽快感がピッタリ。ぜひ、アップルソーダ との相性をおためしください。
夕食に「アップルソーダと肉料理」
アップルソーダはお肉との相性もバッチリ!
アップルソーダはキレのある酸味とコクのあるボディ感や清涼感が特徴なので、しっかりとした味付けの肉料理とアップルソーダを一緒にいただくと、料理がさらに美味しく感じられるでしょう。意外にも、お醤油やみりんなど和風の調味料とリンゴは相性が良く、醤油などの深い味わいにアップルソーダの適度な酸味がよく合います。
他にも、豚の生姜焼きや焼き鳥、すき焼きなど、日本人の大好きな甘辛い味付けのお料理も、100%りんごのアップルソーダと合わせるとサッパリと召し上がれますので、お肉とのマリアージュをぜひ楽しんでください。
アップルソーダ×シーン
ご自宅でも様々なシーンがありますが、食事時間だけでなくアップルソーダを楽しむマリアージュをご紹介したいと思います。
ティータイムのスイーツと共に
「シードル」といえば、フランスでは「ガレット」に合わせたマリアージュを楽しむのが有名です。「ガレット」とはフランス風のそば粉のクレープです。昔からその組み合わせで食べられているそうですが、今回はあえてクレープではない身近なスイーツを2つご紹介させていただきます。おうち時間のちょっとしたティータイムにお試しされてみてはいかがでしょうか?
プリン
カラメルの苦味がしっかりとしたクラシックでシンプルなプリンは、ほんのりとした苦味がアップルソーダの華やかな風味や後味を引き立ててくれます。市販のものを購入される場合も、カラメルのあるものを選ぶことをおすすめします。
アップルソーダの酸味、甘味、苦味、発泡感、全ての要素は乳製品のコクや甘味を引き出しますし、カラメルの苦味などをまろやかにしてくれますので、スイーツの中ではプリンとの相性が一番良いと思います。
パウンドケーキ
焼き菓子ではバターをたっぷり使用した、パウンドケーキがおすすめです。アップルソーダの爽やかな酸味が、パウンドケーキのバターのコクを引き出してくれます。パウンドケーキを選んだ理由は、どこでも気軽に手に入り、バリエーションも多く、私たちに馴染みが深いからです。きっと皆様にもお気に入りのパウンドケーキがあるかと思います。
そのお気に入りパウンドケーキにぜひ合わせていただきたいのが、こちらのアップルソーダです。アップルソーダの酸味が、きっとパウンドケーキの美味しさを増幅させてくれるでしょう。りんご入りのパウンドケーキを手作りされるのも良いですし、市販のさまざまなパウンドケーキを試して、自分好みの美味しさを見つけるのも楽しいですね。
他にも、和のスイーツにもよく合います。葛切りや栗きんとんなど、きな粉やあんこを使ったようなスイーツはアップルソーダの酸味や柔らかい果実味、発泡感が良く合います。
夜のくつろぎタイムに
飾らない洗練されたボトル、ラベルのデザインは、そのまま置いていても雰囲気が良いですが、グラスに入れて飲むと、そのままの良い雰囲気が高まり、アップルソーダのシャンパンゴールドの美しさ、美味しさがさらに際立ちます。
ワイングラスやシャンパングラスで大人な雰囲気に
華やかな色合いとキメの細かい泡立ちだからこそ、背の高いグラスや薄いグラスなどを使用すると、一気に気分が上がります。ノンアルコールだからこそ、妊婦の方や、この後に運転する方など、気兼ねなく雰囲気が楽しめます。チーズやクラッカーと共に、並べるだけでも上質なワインを飲んでいるかのよう。
ミントやレモンを入れて爽やかなカクテル風
そのままでも十分美味しいアップルソーダですが、自分だけのオリジナルな飲み方はいかがでしょうか?スライスレモンだけでも良いですが、ミントをちょっと添えても、また雰囲気が変わります。見た目はカクテルのようで、ハーブティーのような華やかな香りと爽やかな酸味でリラックスすること間違いなしです。
さて、いかがでしたでしょうか?
いわゆる普通のアップルサイダージュースとは違う、「A-FACTORY AOMORICIDRE アップルソーダ」のイメージが湧いて頂けたら嬉しく思います。
このアップルソーダは日常に取り入れられるシーンがいくつもあり、特に料理との相性がとっても良い一品です。ぜひ、あなた好みのアップルソーダの愉しみ方を見つけてみてくださいね。もし気になった方は、アキュア公式オンラインストアを覗いてみてください♪
シェフプロフィール藤田幸子 Sachiko Fujita
岩手県八幡平市の農家に生まれ、採れたての野菜を食べて、すくすく育つ。レストランのパティシエ→フレンチレストランのシェフ→保育園の栄養士を経て、独立。「はっぴぃシェフ」として、「親子で楽しむ野菜フレンチ」をテーマに、年間200件以上のファミリーから声のかかる人気出張シェフに。
現在は、門前仲町でデリカテッセン「La pecco(ラペッコ)」も経営しながら、出張料理に飛び回るだけではなく、料理教室、商品開発、レシピ提供など様々な分野で活躍中。生産者とのつながりを大切にし、厳選した産地直送の野菜を生かしたレシピで、子どもから、ビジネスパーソンにいたるまで、美味しい野菜をたくさん食べてもらえるように日々工夫を続ける。