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「原材料はりんごだけ」の青森りんごシリーズ

「原材料はりんごだけ」の青森りんごシリーズ。りんごを丸かじりしたようなフレッシュ感が楽しめる!この秘密をりんごの収穫からジュースになるまでの過程とともにご紹介したいと思います。

味は申し分なし!“はねりんご”

まず、農家さんが手塩にかけて大切に育てたりんごは、収穫後、「選果場(せんかじょう)」と呼ばれる施設に運び込まれ、サイズや色づきなどによって選別されていきます。色づきがよく、見た目に優れたものは贈答用、それなりの出来栄えものは自家用と選り分けられていくわけですが、中には形が不ぞろいなものや色づきの悪いもの、傷が付いてしまったりんごも……。実は、こうした“はね”と言われるりんごは市場には出回らず、ジュースやジャムといった加工用として使われます。見た目は多少劣りますが、おいしさは他のりんごと変わりません。りんごジュースに使われるりんごはこの“はねりんご”なんです。

ジュースの製造工場へ!

ここで、フルーツジュースの定番であるりんごジュースですが、その製造工程はほとんど知られていませんよね。どんな風にジュースになっていくのでしょうか??

アキュアメイドのりんごジュースをつくる場所は「JAアオレン」のりんごジュース工場。 青森県の弘前市にあります。ここには、採れたてのりんごのおいしさをジュースに閉じ込める“密閉搾り”というすごい技術があるのですが……一体、どんな技術なのでしょうか?

ここで問題!「濃縮還元果汁」と「ストレート果汁」ジュースとの違いとは?

工場に潜入する前に、さて、ここで問題です。果汁100%のフルーツジュースのパッケージでよく見かける「濃縮還元果汁」と「ストレート果汁」の文字。この2つの違いを、皆さんはご存じですか?「濃縮還元果汁」とは、搾った果汁を加熱して水分を飛ばし、再び水分等を加え製造された果汁のことをいいます。一般的には、真空状態で果汁を加熱させることで3分の1ほどまでボリュームを縮小。ジュースにする際に、濃縮した果汁に蒸発させた分の水分を加えて出荷します。加熱の際に香りが飛んでしまうこともあるため、商品にする際に香料を添加している場合がありますが、原材料の輸送コストを下げられるため、低価格で楽しめるのが濃縮還元果汁ジュースの何よりの魅力です。一方、「ストレート果汁」は、水分を蒸発させることなく搾ったそのままの果汁をパッキングしたものをいいます。それならば、「本物のりんごのおいしさが楽しめるのでは?」と思うかもしれませんが、そこがりんごジュース加工の難しいところ。酸化防止剤を入れないとジュースが変色してしまうため、ビタミンCの添加がやむを得ないのだといいます。ビタミンCは酸味料と同じですっぱい成分なので、どうしてもジュースにも酸味が残りがちに。りんご本来の味よりもすっぱいジュースに仕上がってしまうのです。

りんごがジュースになるまでの一部始終!

酸化防止剤を使わずに「りんごそのものの味をジュースに閉じ込める」ということは、業界的にもとても難しいことなのですが、それを実現したのが、JAアオレンが独自開発した “密閉搾り”の技術。気になります。そして、いよいよお待ちかねの製造工場に潜入!アキュアメイドのりんごジュースがどのようにして作られているのか、早速見ていきましょう。

工場に運び込まれてきたりんごは、まず洗浄ラインへ。表面についた汚れを水で洗い流した後、さらにブラシを使ってきれいに洗浄されていきます。皮ごとジュースにされるため、洗浄の作業は念入りに行われています。

きれいになったりんごは、破砕機に運ばれ、無酸素状態で細かくすりおろされていきます。“果肉入りのもろみ”ができたところで、今度は高速遠心分離方式を使って液体と固体を分離。残った果汁を殺菌し、無酸素状態のままタンクに貯蔵されます。さらに、出荷の直前にタンク内の果汁をブレンドし、味を均一化してから商品にしていくのです。

何故おいしくなるの?密閉搾りの製法のヒミツとは!?

先述のとおり、ここで作られているストレート果汁ジュースには、“密閉搾り製法”と呼ばれる独自の製法が使われているのですが、これこそが、おいしいりんごジュースを作る秘密!一体どれほどすごい技術なのか、JAアオレンさんにさらに詳しく聞いてみました。

JAアオレンさん「一般的なストレート果汁ジュースの場合、りんごを5㎜~1㎝角ぐらいに砕いてから搾っていくのですが、りんごの持っている酵素が空気に触れると色が変わってしまうため、破砕時にビタミンC溶液を噴霧していきます。これが、せっかくのジュースに独特の酸味や香りを与える原因となってしまうわけですが、密閉搾りの場合は違います。窒素を入れて無酸素状態にした機械の中でりんごをすりおろしていくので、酸化防止剤がいらないんですね。砕くのではなくりんごを“すりおろす”のは、果肉に含まれる香りやコクがそのまま残せるから。粒とすりおろしでは、味わいが全然違うんです!」

酸化防止剤を使わない密閉搾りのジュースならば、甘いりんごは甘く、すっぱいりんごはすっぱく。りんご本来の味が楽しめるということですね!

JAアオレンさん「青森ではたくさんのりんごの品種が栽培されています。品種別にそれぞれのおいしさがあり、ジュースでも是非その違いを味わってほしいと思いました。ただ、その美味しさを引き出す搾り方はとても難しく『ただ搾ればいい』というわけではありません。品種によって、すりおろすもろみの細かさや搾汁する強さなど、微妙に変えているんです。また、りんごを搾るタイミングも重要で、品種ごとに一番おいしいタイミングを見計らっているんですよ」

JAアオレンの独自技術「密閉搾り」でつくられるアキュアメイドの「青森りんごシリーズ」。品種固有の特徴を飲み比べできるように、ひとつの品種だけを使ってりんごジュースを作ることで、りんごが持つ「個性」を味わうことができます。同じ青森りんごシリーズですが、見比べてみると色もすごく違いますね!

りんごが持つおいしい“個性”を、ジュースでもしっかり感じることができるという密閉搾りのりんごジュースですが、ひとつの品種だけを使った商品は、毎年の収穫量によって作れる品種や数量が限定されてしまいます。年間を通じて同じ味わいが楽しめる「青森りんご」という商品も作っていて、この「青森りんご」は「ふじ」を中心とした複数品種の組み合わせで、おいしさにこだわりすっきりとした爽やかさをお届けしています。

今からの時期は、「ふじ」「トキ」「ジョナゴールド」の品種と、「青森りんご」の商品を販売していくのでどんな違いがあるのかぜひ比べてみて、お気に入りのりんごを発見してください。